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土蔵の解体費用はどれくらい?できるだけ負担を少なくするには?

古くからお家の横に建っていた、小さな蔵。もう長年使っていないので、取り壊してしまおうと考える方も多いようです。

ただ「小さな建物だし、解体費用もそんなにかからないかな」と思っていたら、業者さんから提示された見積り金額に驚かれるかもしれません。

今回は土蔵の解体費用はいくらくらいかかるのか、実際の事例とともに見ていきましょう。

土蔵の解体費用の目安は?

土蔵は古くから大切な物や食料を守ってきた、湿度にも火の気にも強い、先人の知恵が詰まった伝統的な建造物です。

壁もただの土壁と思ったら大違い。つくりは緻密で頑丈です。以下で見ていきましょう。

土蔵の壁のつくりを見てみよう

土蔵の主な構造は木造ですが、外壁は厚い土壁で覆われ、外側にできるだけ木の部分を出さないようにしてあります。

そのため土蔵は、江戸時代には江戸の大火から、戦時中には空襲から、家財を守る防火建築として活躍しました。

土壁の下地には、竹を格子状にして縄で編んだ竹小舞が使われていて、その上から、土につなぎの藁をまぜて作った壁土が塗られています。

そしてその上からさらに砂の入った壁土を塗り、またその上に漆喰を塗って、土蔵の壁は仕上げられています。以下の動画は土壁のつくりがよくわかりますので、ぜひ見てみてください。


(引用 YouTube「土壁のつくりかた/How to make Japanese traditional wall (made of mud &bamboo)」より)

土蔵の解体費用はどうして高くなる?

このように緻密なつくりをしている土蔵を解体するとなると、なかなか大変です。

重機で一気に土壁を壊す業者さんもいれば、金槌でたたくなど、手作業で土壁を落としていく業者さんもいます。

ここで、土壁を落としているようすがよくわかる海浜住宅建築舎さんのブログ写真を見てみましょう。


(参照:海岸屋ふー通信「土蔵の解体が始まって・・」)

土壁の解体は埃がものすごく出ますので、みなさんマスクなどの装備をばっちりしていますね。こちらのブログ記事では、土蔵の壁のつくりもとてもよくわかります。ぜひ訪ねてみてください。

参考 土蔵の解体が始まって・・ : 海岸屋ふー通信海岸屋ふー通信

また、解体工事を行う際には、建物を壊したときに出る木材や廃棄物を、その場で分別しながら作業しなければならないと法律で定められています。

ですから、土蔵の壁に使われている土や竹、縄などは、解体しながら取り出し、分別していきます。

その後は、竹や縄は可燃処理場に、土は不燃処理場に持っていきますが、土壁の土には藁が混ざっているために、特別な処分場でないと引き受けてくれません。

このように、土壁の建物を解体するには人手が必要ですし、処分費も高くつくのです。

土蔵の解体費用はどれくらい?

それでは、土蔵の解体工事費の坪単価はどれくらいなのでしょう?

いくつかの解体業者さんの提示している金額を見ていくと、35,000円~となっているところが多いようです。

ただし、後ほどご紹介する土蔵の解体事例では、最初の2つの事例はどちらも2階建て約80㎡(約24坪)ほどの蔵ですが、坪単価は約50,000円と約42,000円というように、単価に開きがあります。

さらに、3つ目の事例は2階建て36㎡(約11坪)と、前2つよりも小さいにも関わらず、坪単価はなんと約135,000円となっています。

このように、単価はあくまで目安であり、蔵のある地域や、まわりの環境、蔵の中の残置物などによっても単価は大きく違ってきてしまうのです。

土蔵の解体事例を見てみよう

それではここで、実際の解体事例を見ていきましょう。

事例1 群馬県の土蔵

81㎡ 約24.5坪

こちらの土蔵はまわりの住居や倉庫とともに解体されました。見積書を見てみましょう。



この中の「木造瓦葺2階建 蔵」というのが土蔵で、「下屋」というのが土蔵の小屋根の部分のことです。



その他にも、見積書の中で蔵に関係している項目は「残置物処分」と「外周シート養生費」、「重機回送・整地」などの諸経費です。

諸経費は蔵の分だけの料金を入れるとして、解体工事費は全部で約127万円ほどとなっています。

事例2 愛知県の土蔵

79.2㎡ 約24坪

こちらの土蔵は一見、住宅のような外装ですね。見積書では「土蔵造り建物」となっています。



見積もりには、中庭の樹木・庭石撤去の費用も入ってはいますが、ほぼ蔵だけの金額が出ているのでわかりやすいですね。

解体工事費は樹木・庭石を除くと約101万円ほどです。

事例3 京都府の土蔵

36㎡ 約11坪

こちらの土蔵は、京都市の大きな寺院にほど近い住宅地にあったものです。いかにも古都・京都というような蔵ですね。

ただ、写真を見るとわかるように、前の道が細く、立派な石垣の上に建っていて、周囲が建物で囲まれていたため、重機での取り壊しができませんでした。

見積書を見てみましょう。



屋根と建屋の項目には(人力)とあります。つまりすべて人の手で解体されるということです。

さらに「廃棄物処理」の項目の中の「発生廃材」を見てみると、「木くず」と「混合廃材」では処分費の単価が倍近く違うことがわかります。

また、「同上廃材積込費」が122,400円とありますが、これは現場付近にトラックが停められないため、廃材を離れたところまで人の手で運び、積み込むのにかかる費用です。

こちらの土蔵の解体工事費は、全部で約147万円ほどかかっています。

以上のように、土蔵は小さなものであっても、一戸建て住宅を解体するのと変わりないくらいの費用がかかることがあるのです。

解体費用の負担を少しでも減らすために

「数十万円ほどで解体できるかな?」と思っていたら、100万円以上もの費用がかかるとわかり、土蔵の解体に踏み出せなくなってしまう方も多いでしょう。

それでは、なんとか解体費用を抑えたり、費用の足しになったりすることはないのでしょうか?以下で見ていきましょう。

蔵の中の物を鑑定してもらおう

「蔵の中はガラクタばかり…」と思っていても、古い引き出しやタンス、茶道具、書道具、象牙、掛け軸など、とても売れるとは思えないようなものがアンティークとして高値で売れることがあります

蔵の解体を考えているなら、中の物を捨てる前に、まずは専門家に鑑定してもらうとよいでしょう。

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捨てられるものはできるだけ捨てておこう

捨てていいとわかっているものに関しては、できるだけ工事の見積もり前に処分しておきましょう。

家庭ごみとして出せるものでも、業者さんに廃棄をお願いすると産業廃棄物の扱いになり、処分費が割高になってしまいます。

また、特に捨てておいたほうがよいものは次のようなものです。

  • 衣類やシーツなどの布製品
  • 食器や花瓶などの陶器類

布製品や陶器類は、自分で処分しておけば数万円単位で安く済むこともあります。

MEMO
例えば、タンスなどの木製の家具などは解体すると木材になります。

木材は中間処理施設でリサイクルされますが、布製品や陶器類はリサイクルできないので、中間処理施設を経由することなく、最終処分場に運ばれます。

この最終処分場での処理が、他と比べて割高なのです。

補助金制度が利用できるか自治体に聞いてみよう

老朽化した家屋や建物の解体工事では、条件を満たしていれば、各地方自治体から補助金を受け取れる場合があります

自治体によっては蔵のみの解体であっても補助の対象としているところもあります

条件などは自治体ごとに違いますので、役所の担当部署に尋ねてみましょう。

注意
このような補助金は、予算に達成ししだい受付が終了してしまいます。

新たに受付が開始されるのは4月からがほとんどですので、それまでに条件を確認しておくなど、準備を進めておきましょう。

また、補助金交付が決定する前に着工したものに関しては対象にならないので注意しましょう。

まとめ

小さな蔵の解体工事でも、意外に多額の費用がかかりますね。できるだけ負担が小さく済むように、工事の前に専門家や自治体の助けを借りてみましょう。

また、解体工事を依頼する場合には、必ず数社から見積もりを取り、信頼できる業者さんを選びましょう

私たちあんしん解体業者認定協会は、全国の優良解体業者さんとのネットワークがあります。
土蔵の解体をお考えでしたら、ぜひ当社の解体無料見積ガイドをご利用ください。無料で数社から見積もりを取ることができます。お気軽にお問い合わせください。

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