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家の解体工事 自分で行う時に知っておくこと・注意すべきことは?

家の解体工事を考えた時に、まず気になるのが「費用」ですよね。例えば、木造二階建て住宅の解体工事にかかるお金は一般的に100万円以上と言われています。
そんな大金用意できない・・と費用の問題で解体工事に踏み切れないという方は多いのではないでしょうか。

また、解体工事業者は山程あり、中には悪徳業者も存在しているのが現状。普段関わることがない業者さんに対して「怖い・ガラが悪そう」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。不安だらけでなかなか決心できないのも納得です。

解体工事は自分で行える?


そんな、解体工事に二の足を踏んでいる方からよく耳にするのは「解体工事は自分でできるの?」。答えは、可能です!しかし、決して容易にスタートできるものではなく、事前準備や各種手続きも必要。蓋を開けたら業者に依頼するより更に高くついてしまったということも。また、事故やトラブルに巻き込まれてしまう可能性も大いにあるのです。

そこで、自分で家の解体工事をしようとお考えの方へ、必ず知っておくべきこと・注意点等についてお伝えしますので、後々後悔のないように参考にしていただければ幸いです。

解体工事の流れ


人生でそう何度も経験することがない解体工事。そのため、そもそもどのように行うのかもわからないという方が大半でしょう。
解体工事の大まかな流れについてお伝えいたします。

【例:木造二階建て】

足場の設置&建物の養生
解体工事は高い所で行う作業が多いため足場の設置が欠かせません。さらに、粉塵(ふんじん)の飛散を防いだり防音対策のために家を養生シートで覆うのも必須。建物の大きさにもよりますが、おおよそ1日かけて行います。

ブロック塀や庭木など周辺物の撤去
家の解体だけでなくブロック塀などがある場合は撤去が必要です。しかし、ブロック塀は隣家と共用の場合もありますので、解体した後にもめないよう事前に確認するようにしましょう。

内装物の撤去
分別解体が基本になっているので、建物本体の解体を行う前にガラスや石膏ボードなどの建設資材を取り外します。原則手作業で進めていくので、1日~2日要します。

家本体の解体&基礎解体
ようやく重機を使って家本体の解体に移ります。近隣住宅にホコリ等が飛散しないように散水しながら進めていくのが基本。建物解体の後は、基礎部分も解体していきます。

整地
コンクリートガラや木材・ゴミなどを撤去し綺麗に整地します。

その後、道路清掃を行い完了となるわけですが、一連の流れで約7日間が目安と言われています。解体工事のプロにお願いしてこの期間ですから、個人で行うとなると更に日数がかかることは想像できると思います。

自分で解体する際の手続き・手順

まず、解体工事の流れについてご紹介しましたが、自分で行う際は手続きも必要です。続いては、重要な手続きと手順についてお伝えいたします。
大事なことなので必ず漏れがないようにしてください。

建設リサイクル法の申請

一定の規模以上の建築物に使用されている特定建設資材(コンクリート・アスファルト・木材等)は必ず分別することが義務付けられていて、届出の対象となります。尚、対象となる建物面積は各市区町村で異なり、届出用紙も指定のものを使用しなければいけません。

墨田区を例に挙げると、延べ床面積の合計80㎡以上が対象。更に、解体工事標識(第一号様式)の提示、近隣住民への説明に加え、工事着工の7日前迄に事前周知報告書(第二号様式)の提出も必要です。解体する家が建っている市区町村のホームページを確認の上、必要書類を揃えるようにしましょう。

【 建築リサイクル法届出書 】

引用:東京都都市整備局 様式一覧

下記の記事ではより詳しく建築リサイクル法についてご紹介しているので、併せてご覧いただければと思います。
【建築リサイクル法】届出の方法・書類の書き方

ライフラインの解約・停止

電気・ガス・電話など、各種ライフラインの解約や停止も忘れずに行ってください。必ず、家の解体工事をする旨を伝えましょう。申込みをしてから数日かかることもありますので早めに依頼しておくと安心です。ただし、水道は散水したり清掃の際に必要ですので止めないようにしてください。

近隣の方への挨拶

近隣の方への挨拶・工事の説明はかなり重要です。というのも、家の解体は必ず騒音や振動・ホコリなどが発生しますので、クレームやトラブルに発展しやすく、最悪の場合工事の中止を余儀なくされたり訴えられてしまうことも。

どのエリアまで挨拶に回るかはご自身の判断に委ねられますが、最低限両隣・向かい・裏のお宅には挨拶に伺うことをお薦めします。その際、工事の概要やおおよその期間・連絡先等を明記し、手土産も持参すると尚良いでしょう。遅くとも工事を始める7日間前迄に行うようにしたいですね。

道路使用許可の申請

家の解体は基本的に重機を用い廃棄物の搬出など車両の出入りがありますので、最寄りの警察署に「道路使用許可」申請が必要です。車両を道路に停車したままの作業も発生すると思うので、近隣トラブル防止のためにも必ず行いましょう。

許可の申請をせずに解体工事を行った場合、一旦ストップとなることもありますので注意してください。尚、墨田区の場合ですと、本所警察署か向島警察署に提出し、許可日数は中2日です。まず管轄の警察署はどこかチェックし、早めに手続きを行ってください。

重機・車両等の確保

ユンボ(油圧ショベル・パワーショベル等)・圧砕機など、基本的に家の解体には重機が欠かせません。建物の規模や周辺環境(隣家との距離がない・車両が通るスペースがない等)によりますが、手作業ですと時間がかかりすぎてしまうからです。

一般の方で重機をお持ちの方は少ないと思うので、重機とオペレーターのリースを行っている専門業者に依頼するようにしましょう。免許を持たない人間が重機を操作すると違反になり罰せられるので要注意です。また、できれば廃棄物を運ぶための車両も準備し、手伝ってくれる人も募っておきたいですね。

駐車スペース・廃材置き場の確保

駐車場がない家の場合、車両を停めておくためのスペースも確保しておきたいところ。道路使用許可を取っていれば停車したまま作業ができますが、道路が狭い場合は通行人や他の車両の邪魔になってしまいますので配慮が必要です。また、家の解体では多くの廃材が出ます。道路に放置するなど言語道断ですので、廃材を置いておく場所も事前に考えておきましょう。

建物滅失登記

家を解体した後は必ず1ヶ月以内に「建物滅失登記」という申請を行わなければいけません。なぜなら申請を行わないと法務局の登記簿上に建物が存在したままになってしまうからです。登記申請を怠ると10万円以下の過料に処せられますのでくれぐれもご注意を!
申請は自ら法務局にて提出するのが一番安く済みますが、不安な方は専門家である「土地家屋調査士」に依頼することをお薦めします。

自分で解体する際の注意点


これまで必要な手続き等について説明してきましたが、自分で解体工事を行うにあたって特に注意すべき点があります。お伝えする3点は費用にも影響しますので要チェックです。

廃棄物処理

家の解体で最もお金がかかること、それは「廃棄物の処理費用」です。業者が解体工事を行った場合の廃棄物は「産業廃棄物」とみなされ、産廃取り扱い許可がなくては運搬・処理は行なえません。専門業者が行うため、廃棄物の処理は高額になりがちです。しかし、自分で解体した場合は判断基準が曖昧なため「一般廃棄物」扱いになる場合も。

市区町村によって異なりますが、木造家屋で大量に出る木材等を一般ゴミとして出すことが可能になります。一般ゴミとして出せないものはリサイクルセンターなどに持ち込むのも一案ですね。ぜひ最寄りのリサイクルセンターや引き取ってくれる業者がないか調べておきましょう。 廃棄物処理の工夫次第で大幅に費用が抑えられますよ。

高額になりがちな廃棄物処理費用を抑えるために出来ることやポイントについてご紹介している、下記の記事の参考にしてください。
解体工事 【廃棄物処理費用】を抑えるために出来ること

石綿(アスベスト)

解体する上で注意すべきは「石綿 アスベスト」です。アスベストは、昭和30年頃から天井・壁・屋根材などの建築材料として使われ始めましたが、重大な健康への影響が社会問題になり世間を騒がしたことは皆様ご存知ですよね。そのため現在は原則使用が禁止されています。 築年数の古い家でアスベストを使用している可能性がある場合は事前調査が必須。調査の結果アスベスト使用が確認されると届出が必要になります。

また、解体の際に粉塵を吸い込んでしまう恐れもありますので、アスベストに関しては専門業者に依頼するのが安心です。

解体途中から業者に依頼

自分で解体工事を始めたものの、途中でどうしようもなくなり業者にバトンタッチ、という方も少なくありません。床材や壁材を剥がすなどの内装物撤去でしたらあまり影響がないかと思いますが、壁に穴を開けてしまった・柱を壊してしまった等大掛かりなことを行ってしまうと・・倒壊の危険ありと判断され、より慎重な作業が求められるため 通常よりも費用がかかることになるのです。
「中途半端な解体は逆に高額になる」と覚えておきましょう。

まとめ


自分で家の解体を行う際の手続きや注意点等についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。最もお金がかかる廃棄物処理費用について抑えられれば、解体業者に依頼するよりも格段に安く行える可能性大。しかし、お伝えした通り手続き・申請・事前準備が沢山あり多くの時間と労力を要します。ですが、事故やトラブル回避のために面倒なこともしっかり行うことが大切です。
「ま、いっか」という安易な考えは絶対にNGです!そして、全て自己責任であるということを肝に銘じて取り掛かるようにしましょう。