「最後に行ったのはいつだったかな…?」さかのぼって考えてみたら、1年以上誰も使ってない!という空き家をお持ちのあなた、只今、大館市では、1年以上使ってない空き家限定で、解体工事にかかる費用の一部を負担してくれる助成金制度を実施しています。
あなたもこの機会に、真剣に解体工事を検討してみてはいかがでしょうか?
いくらもらえるの?
助成金を申請すると解体費用のうち、いくら負担してもらえるのでしょうか?助成金額の計算は一番重要なところなので注意して見ていきましょう。
そもそもなぜ解体費用を負担するの?
助成金制度があることは間違いありませんが、そもそもなんで解体費用を負担してもらう事が出来るのでしょうか?後ほど重要になってくる部分なので最初に抑えておいて下さい。
老朽化した空き家は、災害などで倒壊の恐れがあり、周囲に危険を及ぼす場合があります。もちろん、出来ることなら事前に回避したいですよね?
そこで、大館市では倒壊の恐れがあると認めた建物に関して、解体費用の一部を負担する制度を設け、空き家の所有者が解体工事に取り組み易い環境を作っています。
なお、空き家を放置し続けると悪臭や害虫問題、火災などの原因にもなるので早めに対応しておきたいですね。
それではさっそく、実際にどれくらいもらえるのか助成金額を計算してみましょう。
実際に計算してみよう!
大館市の助成金制度では、解体工事にかかった費用総額のうち、半額を負担してもらうことができます。
例えば、解体費用の総額が100万円だった場合、半額の50万円を助成金でまかなう事ができるので、実質負担は残りの50万円という事になります。
解体費用総額 100万円 × 1/2 = 助成金額 50万円
解体費用総額 100万円 – 助成金額 50万円 = 実質負担額 50万円
ただし、上限金額50万円が設定されているので、解体費用の総額が100万円を超える場合は、助成金額が一律50万円になり、残りの金額が実質負担額になります。
【注意】
限度額50万円が設定されているので、解体費用の総額が100万円を超える場合は助成金額が一律50万円になる
もらえる助成金額が分かった方は、引き続き対象条件を確認していきましょう。
対象条件と注意次項を確認しよう!
助成金の申請には、いくつかの対象条件を満たす必要があります。対象条件や注意事項などをQ&Aにまとめて見たので一つずつ確認して行きましょう。
対象となる空き家の種類
質問
回答
質問
個人の居住用として建てられた建物が対象です。
回答
対象者の条件
質問
また、国税及び市税を滞納していない事が条件です。
回答
質問
また、抵当権などが設定されている場合は、低当社の同意が必要になります。
回答
その他注意点
質問
回答
質問
回答
質問
回答
あなたも申請してみよう!
対象条件と注意次項が確認できたら、あなたもさっそく申請の準備をしましょう。
申請書の書き方をマスターしよう
まずは下記のURLから申請に必要な書類一式をダウンロードしてください。
ダウンロード書類の一覧
- 大館市危険空家等解体撤去費補助金交付申請書
- 譲渡等に関する誓約書
- 紛争等に関する誓約書
- 大館市危険空家等解体撤去費補助金交付決定(却下)通知書
- 大館市危険空家等解体撤去費補助金中止承認申請書
- 大館市危険空家等解体撤去費補助金実績報告書
- 大館市危険空家等解体撤去費補助金交付額確定通知書
この記事では1~3の3つの書類の書き方を紹介します
https://blog.kaitai-guide.net/blog/wp-content/uploads/2017/11/oodateshiall.pdf
上記のURLからダウンロードした書類7点のうち、最初の申請で必要な書類は1 大館市危険空家等解体撤去費補助金交付申請書、2 譲渡等に関する誓約書、3 紛争等に関する誓約書の3点です。それでは実際に記入をしてみましょう。
※2 譲渡等に関する誓約書、3 紛争等に関する誓約書は添付書類として必要になります
1 大館市危険空家等解体撤去費補助金交付申請書
空き家の住所や依頼する解体業者、申請する助成金の金額を自分で計算して記入します
https://blog.kaitai-guide.net/blog/wp-content/uploads/2017/11/oodate01.pdf
まず、最初に紹介するのは、大館市危険空家等解体撤去費補助金交付申請書です。
注意して記入して頂きたいのは、
- 工事施工業者名の記入
- 解体撤去に要する金額及び、補助金交付申請額
の2つです。
工事施工業者名の欄には、解体工事を依頼する解体業者名が入ります。
なお、依頼する解体業者さんは大館市内に本社及び本店がある解体業者さんに限られます。
解体撤去に要する金額には、解体業者さんに出してもらった見積もり金額を記入して下さい。解体撤去に要する金額のすぐ下、補助金交付申請額には見積もり金額の1/2の金額を記入します。
ただし、補助金交付申請額には、限度額50万円が設定されているので、見積もり金額が100万円を超える場合は、一律50万円と記入するようにして下さい。
2 譲渡等に関する誓約書
一年以内に、家族以外の方に譲与などしない、同じ土地に建て替えをしない事を誓約する書類です
https://blog.kaitai-guide.net/blog/wp-content/uploads/2017/11/oodate02.pdf
次に紹介するのは、譲渡等に関する誓約書です。
記入内容は、空き家の住所と所有者の名前だけなので難しくはありませんが、押印する印鑑は実印でなければなりません。申請の際には、実印の印鑑証明も添付する必要があるので注意して下さい。
3 紛争等に関する誓約書
共有者がいる場合に、共有者全員の同意を得た旨と、紛争が起きた際に責任を持って解決することを誓約する書類です
https://blog.kaitai-guide.net/blog/wp-content/uploads/2017/11/oodate03.pdf
最後に紹介するのは、紛争等に関する誓約書です。
共有者、もしくは相続人がいる場合には、全ての氏名を記入する必要があります。
また、譲渡等に関する誓約書と同じく、押印する印鑑は実印です。印鑑証明も併せて必要になります。
添付書類を準備しよう
必要書類の記入が終わったら、最後に必要な添付書類を集めましょう。申請書以外に必要な添付書類は全部で8つです。
なお、既に紹介している2 譲渡等に関する誓約書と3 紛争等に関する誓約書は、⑦誓約書として扱われます。
添付書類 | 問い合わせ先 |
①位置図 | 総務部 危機管理課 危機管理係 |
②現場写真 | 依頼する解体業者 |
③工程表 | 依頼する解体業者 |
④工事見積書 | 依頼する解体業者 |
⑤委任状 | 所有者が異なる場合のみ/市民部 市民課 |
⑥国税・市税に滞納がない証明 | 納税証明書/市民部 税務課 |
⑦誓約書 | 譲渡等に関する誓約書 / 紛争等に関する誓約書 |
⑧その他市長が必要と認める書類 | – |
問い合わせ先
「もう少し詳しい書類の書き方が知りたい」「申請したいけど自分は対象になるのか分からない」「その他条件はないの?」など、詳しい情報や申請の方法を知りたい方は、大館市の総務部に問い合わせて見て下さい。
秋田県大館市の解体や除却に関する補助金・助成金まとめ
大館市の解体工事に関する、助成金制度の申請には解体工事の見積もりが必要です。現状でどの程度費用がかかるのか今後予算を立てる参考にもなるので、まずは、お近くの解体業者にどんなところがあるのか調べてみましょう。