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60坪の木造家屋の解体工事の実体験

木造60坪家屋解体工事

3人兄弟の末っ子の私も、ついに20代最後の年を迎えるという今年。ついに私の6つ年上の兄もお嫁さんをもらい、30年にわたり家族を見守ってくれた実家(静岡)を建替える事になりました。

敷地50坪程の土地に、延べ60坪程の2世帯住宅を建築予定です。東京に離れて暮らす私のことは蚊帳の外に、両親と長男の兄夫婦は楽しげに我が城をデザイン中のようです。どうやら、私が実家に帰省しても居場所はなく居間に布団を敷くことになりそうです。

そのかたわら、次男の兄はというと・・・何やらご満悦の様子。
それは、“次男の兄は静岡市内の某住宅メーカーの営業マン”と言えば察しがつくかと思います。優良なお客様がたいそうなお家を建ててくれるため“生活費が稼げる”んですから。

では、三男で末っ子の私はというと、お世話になった実家を取り壊す段取りをするというお役目いただきました。

そこで私は、新築の為の解体工事について過程をまとめていきたいと思います。今後、解体工事をご計画の方は参考にしてみてください。

解体工事は住宅メーカーに任せっきりではダメ!

先ほどお伝えした通り、次男は静岡市の某住宅メーカーで働いています。ですから、もちろんのこと“会社でお抱えの解体業者”がいます。では、なぜ私が解体工事の段取りをしているのかというと。

その答えは、ずばり解体工事の費用を抑えるためです。

新築のプランを覗いてみると、4人家族には多いだろうと突っ込みを入れたくなる部屋の数、やたら高額なソーラーパネル、高価な防炎&防熱の外壁・・・
あれやこれやのオプションをつけて、当初の新築予算を500万ほどオーバーしているようでした。
そこで、予算の抑えどころとして中野家は解体工事費用に目をつけ、解体業者に直接工事を依頼して安くしようというのがキカッケです。

この、直接、施工業者に依頼することを“分離発注”というらしく、最近では主流になりつつあるみたいです。

兄の働く“会社お抱えの解体業者”は、地元の静岡市から少し距離のある藤枝市の解体業者のため、やや解体費用が高くなることを兄が話していたそうです。
それであれば、静岡市内の安価な解体業者を見つけようということになりました。

1社見積もってみても安くなるか分からないので、とりあえず静岡市内の業者3社程度で“相見積り” をすることにしました。

ネットで解体業者を探しても、ホームページを持っている解体業者が少なく、どうしようかと放浪していると、3社を一括で紹介してくれるというホームページを見つけました。
自分で探すよりも手間もなく、良い業者を紹介してくれそうだったので「一括見積もりサービス」というものを利用してみることにしました。

紹介された解体業者3社は下記のような会社
1社目は、個人経営だが解体工事歴の長い職人系。
2社目は、RC造ビルも解体できる総合解体に分類される中堅クラスの解体業者。
3社目は、家屋の解体工事を専門的に行っている、上記2社の間の規模の解体業者。

見積りの依頼をするにあたり直接会社に電話をしてみたところ、電話の応対にあまり差は見られませんでした。
失礼な話し、解体業者と聞くとやや怖いイメージですが、どちらも想像より物腰柔らかな対応でした。強いてあげるなら、家屋の解体などを専門的に行っている解体業者が一番丁寧な印象を受けました。
エンドユーザーと直に接することが多いことから、エンドユーザーへの対応や営業に一番慣れているからなのかなと感じました。

さて、3社の解体業者に見積りを依頼してみて分かったことですが、共通して質問される下記については、見積りを依頼するにあたり事前に伝える準備をしておく必要がありそうです。

解体工事の見積依頼するにあたり事前に用意しておく情報
・解体工事現場の住所:現地を確認しないと正確な金額が出せないからです。
・建物の構造と大きさ:木造・鉄骨・RC等構造により対応できない場合もあるようです。
・解体工事の予定時期:スケジュールによってできない事もあるからのようです。

3つ目の工事時期の伝え方については、少し注意した方がよさそうです。
解体が“なぜ”その時期になるかを説明しないと、解体予定が半年ほど先になる場合などは解体業者から見積りを断ることもあるそうです。

ほとんどの解体業者は見積りを無料で行ってくれるようですが、仕事に繋がる可能性がないと思われると、電話口で概算金額だけ伝えられて、「また時期が近くなったら声をかけてください。現地を見て正確な金額をだしますから」と、あしらわれてしまいます。

実際に、自分で探した解体業者にはそう言われて、やる気がないのかなと思ったので、そのまま電話を切った経緯がありました。

最近は、解体工事で発生する廃材(産業廃棄物)の処理費用が高騰しているため、3ヶ月程経つと解体の見積金額が変わる可能性があるというのが理由でした。

とは言っても、ユーザー側にも都合があります。解体の予算が決まらない限り、新築に充てる予算がハッキリしません。
解体工事を行うことは決まっているので、見積りしてくれというのが本心でした。

解体業者が現地調査にやってきました

見積り依頼をした翌週末、解体業者が現場調査のために我が家にやってきました。

建物をスケールで測量
スケールを使い建物1階の大きさを測量中

建物2階を測量
2階部分の形、大きさを測量中

解体工事範囲の確認
敷地の境界部分、工事範囲の詳細を確認中

建物の大きさの確認は、想像よりもざっくりした様子でした。
窓の大きさは1枚90cmなどと規格で決まっているため、横の長さが何間(なんけん)あるかを確認して坪数を算出している解体業者もいました。
※1間(いっけん)=180cm(正確には1820mm)

ただ、現地調査を見守るユーザー側としては、目測では少々の不安がありました。
そこで、解体業者さんに建築図面があることを伝えました。

建築図面や建物登記簿謄本一式
中野家の建築図面一式

建物延べ床面積を確認
建物の延床面積を発見

建築図面や建物の登記簿があると現地調査はスムーズに運びました。
調査時の説明する時間も短縮できるので、長い時間拘束されたくないという方は事前に用意しておくといいですね。“建物を増築していて、かつ変更の届けをしていない場合を除けば”もっとも正確で簡単な方法だと思います。

建物の地下にある浄化槽を確認
解体業者と図面を確認していると、浄化槽があることが発覚!

建物の下(地中)に埋まっている物は、解体前に見て確認する事ができないため、解体開始後にその存在が発覚すると追加費用が発生する。と、どの解体業者も言っていました。

解体工事の追加費用はトラブル事例としても多いようなので、建築図面で“見えない部分を事前に確認する”ことが、金銭トラブルの防止には非常に重要なポイントになります。

我が家の浄化槽はFRP素材(強化プラスチックの様な物)で、大きさ(容量)が7人層程度の物とのことで、撤去の費用は3万円程度の物でした。
ただ、もしこれが何十万もするような頑丈な浄化槽などで、後から発覚して追加費用を請求されたら・・・と思うと、トラブルになるのもうなずけます。

建築図面を確認していると、浄化槽の他にも発見がありました。増築した際にトタンの壁の上にサイディングを張り付けている可能性が浮上してきました。もし、壁が2重の場合は、廃材の処分が増えて解体費用が高くなるとの説明でした。
実は、中野家は父親の兄弟が大工、土木業者で、父親本人も木材の卸業者と、建築関係の仕事に携わる人間が多く、増築も自分達で設計施工もしていました。
父親の記憶は曖昧で、サイディングの下がどうなっているかわかりませんでした。

まだ半年間は住む家ですから、外壁をめくって確認するのは気が引けたので、解体業者さんに協力をしてもらい、壁が2重だった場合の金額も見積もってもらうことにしました。

また、屋内に入ってもらった際に、残りそうな家具などの不用品の処分について話をしたところ、食器棚やタンスなど、木製品の物はサービスで処分してくれることになりました。
衣類やお皿や本などの中身を処分しておけば、家具はそのままでいいということで、運び出しなどをどうしようか悩んでいたところ、非常にうれしいご提案をいただけました。

今回、解体工事の現地調査に立ち会ってみて、様々なことがわかりました。
簡単に箇条書きでまとめると。

解体工事の現地調査に立ち会って分かったこと
・建築図面や建物の登記簿謄本があると簡単にスムースに現地調査ができる。
・図面があるとより正確で、追加費用の発生しない見積りが取得できる。
・立ち合うことで、工事の範囲を正確に詳細に伝えることができる。
・屋内の家具などの中には、解体業者がサービスで処分してくれる物もある。
・解体業者と直に話すことで人柄が分かる(解体業者の質や雰囲気がわかる) 

現地調査は、立ち会わず解体業者に任せきりにするのではなく、一緒に現場確認をすることで得られるメリットがあり、また、様々なリスクを回避することができます。

現地調査の翌週、各社からの見積書が届きました。

車庫を含む木造2階建て約60坪の住宅は、解体するといったいいくらの金額になるのか?
また、相見積りをした事で解体業者間ではどのくらいの価格差が出てくるのか、期待のような不安のような、何とも表現しがたい気持ちで待った結果がついに出てきました。

静岡市の木造家屋60坪の解体工事費用は180万円

解体工事の見積書一式
3社の解体業者の見積書

我が家の解体工事は「木造2階建て家屋、約60坪」の解体に合わせて、その他、付帯工事として「木造平屋ガレージ13坪」「植木の伐採」があります。
片側2車線ある県道沿いにある家で、歩道もあり重機などの駐車スペースもある比較的工事がしやすいと思われる立地です。

木造60坪家屋解体工事
中野家の全貌

先日、現地調査をした各解体業者からは下記の金額で見積書がでてきました。
金額          解体業者(特徴)
2.125.148円(税込)・・・個人経営だが歴の長い職人系
1.890.000円(税込)・・・総合解体と分類される中堅クラス
1.998.000円(税込)・・・家屋などの小型の解体工事を専門的に行っている

結果的に、最も高額な業者と最安値の業者を比較すると“235.148円もの価格差”がでました。一般会社員で20万以上のお金を稼ぐとなると大変ですからね。

でも、家を建てるとなると何千万という金銭感覚の中でやり取りが行われるので、金銭感覚が麻痺するようです。それを象徴するかのように、両親は解体工事の見積書を見ながら“この位しか変わらないのか”と話していました。

解体業者を決定する前に見積書の確認

見積書を並べてみると、やはり「一番安い解体業者に依頼してしまおう」と考えましたが、いったん落ち着いて各解体業者の見積内容をしっかり確認することにしました。

解体工事は一生に1度あるかないかの出来事ですから、多くの人は、「見積内容なんて、どうせ分からないから」「更地になれば結局かわらない」そう思うのかもしれません。もしくは「解体業者に色々聞くと、しつこく営業されそうだから」という理由で、一番安い業者で検討すればいいかと思うかもしれませんね。

でもそれは半分は諦めというか、面倒だからと“確認”を怠っているだけ。実際に相見積りをした私の意見としては、見積もりをしたら必ず見積書の内容を確認した方がいいです。

正直なことを言えば、私も初めて見積書を見た時は「よく分からない」と思いました。
でも、分からないのであれば直接解体業者に聞くのが一番。専門知識がないと解体業者に言いくるめられそうという不安もありますが、それでは何も解決になりません。

何も知らないで解体業者を選ぶのは危ないと思います。
私は実際に見積もり内容を確認して良かったと思っています。見積もりに抜けが無いかもチェックできましたし、納得して解体工事の依頼ができたからです。

木造の家屋解体をご計画でしたら、是非、参考までにこの記事を最後まで読んでみてください。見積書の見方や、見積もり項目について直接解体業者にお聞ききした内容を書いていきますので、参考になるはずです。

解体業者に見積書内容の確認をしてみました。

解体工事の見積書1

【 個人経営だが歴の長い職人系の解体業者 の見積書 】

見積書を見ての第一印象は「手書きの見積書!?」でした。
達筆だとは思いましたが、正直に言うと手書きの見積書は見づらい。老舗業者にはまだまだ手書きの解体業者が少なくないのかもしれませんね。
見積書そのままの画像では見にくい部分があるかもしれないので、表にしてみました。

摘要数量単価金額
瓦及びトタン葺木造2階建住宅解体工事50坪25.0001,250,000
玄関ポーチ及び土間コンクリート解体工事15.000
トタン葺木造車庫解体工事12坪17.000204.000
ブロックフェンス解体工事5.000
土間コンクリート解体工事5.000
庭木処分5.000
残置物処分40.000
シート養生350㎡800280.000
重機回送費35.000
諸経費及マニフェスト管理費128.730
アスベスト使用
合計1.967.730
消費税8%157.148
税込合計金額2.125.148

さて、それでは、私が解体業者に確認したモロモロをここでご説明していきます。

まず、見積りの表の見方はどの解体業者も共通しているようです。
表の一番左に【作業項目】が書かれています。
続けて、右側に【作業項目】に対する【数量】×【単価】=【金額】 となっています。
どんな作業がどのくらい発生して、単価の金額がこれだから、その作業の合計金額はいくらになる。という表になっています。
1行を横に見ていくとそれぞれの作業についての総額がわかるわけです。

表の右端の数字を縦に足していくと、すべての作業の合計費用が見られるようになっています。
これは3社共通でした。

解体工事の見積りに使われる数量(単位)は、下記を知っていれば問題なさそうです。

・坪(つぼ):広さを表します。たたみ2畳分のスペースです。約1.8m×1.8mです。
・㎡(へいべい):1m×1m四方の広さを表します。3.3㎡=1坪となります。
・㎥(りゅうべい):1m×1m×1mの体積を表します。㎡と似てますがmの右上の数字が3です。
・一式(いっしき):数字に表しにくい、数字にするまでもない物をまとめてしまう場合に用いられることが多いです。
・台(だい):運搬車両(積み込み車両)を何台使用するのかを表します。

数量が分かれば、あとは項目がそれぞれどんな意味なのかを理解しなければなりません。
私が直接解体業者に聞いた事をそれぞれ書いていきますので参考にしてみてください。

瓦及一部トタン葺木造2階建住宅解体工事
要するに、母屋の解体工事費用のことでした。瓦(かわら)屋根の部分とトタン屋根の部分があるためこのような表記にしていました。大きさは50坪あり、1坪単価25000円で125万円の解体費用のようです。

この解体工事費用の中には、産業廃棄物の処理費用も含まれているとのことでした。以前、18000円/坪 という激安の金額を掲載しているホームページに、産業廃棄物費用は別途と書かれていたのを見たことがありますが、それは表面上安く見せるカラクリのようです。
解体費用が安かった場合、必ず処分費用も含まれているか確認をとるようにしましょう。

玄関ポーチ及び土間コンクリート
要するに母屋から出っ張っている玄関部分のコンクリートのことでした。土間コンクリートは、通称「土間コン」ともいい、解体業者によっては見積書に土間コンと記載する業者もいるようです。

トタン葺木造車庫解体工事
母屋とは別の車庫兼倉庫として使っている建物の解体費用です。普通自動車1台と、自転車2台、原付バイク1台を置き、6畳ほどの物置スペースがありましたが、測量をしたら12坪あったようですね。

ブロックフェンス解体工事
裏庭にあるお隣との敷居のフェンス撤去です。

土間コンクリート解体工事
犬走り部分のコンクリート撤去です。

庭木処分
敷地内にある植栽の伐採・抜根(ばっこん)の費用です。
大きな植木は少なく、背の高いものでも身長くらいのものでした。
余談ですが、私が25歳の時に他界した祖父は、盆栽が好きな人でした。この樹木は、その祖父が植えたものです。毎日手入れしていたのを思い出します。
祖父の他界後は、祖母が面倒を見ていましたが、その祖母も今年に他界し、父と母で引き続き面倒を見るか悩んでいましたが、建て替えの際に移植が難しいため残すのを断念しました。

残置物処分
スキー板や工具など6畳の倉庫内のいらないと言っていた物の費用です。量は4tトラック1台分との事でした。

シート養生費 
養生とは、近隣にほこりやチリが舞わない様に、建物をシートで囲う設備のことです。
養生は大きく分けてシートとパネルがあり、家屋解体の場合はシートを用いるのが一般的のようです。
シートの種類を細かく分けると防火シート、防音シートなどがあるようですが、激安な解体業者になると、ブルーシートやの薄いメッシュ素材のシートで養生をするらしいです。ブルーシートはなんとか許容範囲な気もしますが、メッシュ素材はそもそも「ホコリを防ぐ養生としての機能を果たさないのでは?」と思ってしまいます。
どういった養生シートを使用するか確認しておくのもポイントですね。

重機回送費
「ユンボ」や「バックホー」と呼ばれる重機は、走行スピードが遅いだけでなく、道路を傷める事から道路を走行することができません。ですから、トレーラーに乗せて運搬するようですね。多くの解体業者は、重機は持っていてもトレーラー(重機運搬車両)を持っていません。ですから、外部発注をして重機を運んでもらうために運賃が発生します。重機回送費はその費用です。
もちろん、この費用は往復とのことでした。

諸経費及びマニフェスト管理費 
諸経費の中には主に、取り壊し証明書などの書類作成費用、リサイクル法等の届け出の手間賃です。マニフェスト管理費というのは、マニフェスト伝票の作成費用、また、マニフェストは5年間保管する義務があるため、その保管と管理の費用です。

アスベスト使用
「なぜ、数量と単価と金額がないのか?」と聞いたところ、答えは「使用していないから」でした。

回体工事お見積書2

【 総合解体と分類される中堅クラス の見積書 】

同様に表におこします。

摘要数量単位単価金額
木造二階建て上部 解体運搬処分190.373.500666.295
内装材190.371.500285.555
基礎123.291.500184.935
木造車庫45.552.300104.765
土間基礎土間基礎1.30059.215
ブロック塀115.000
FRP浄化槽130.000
樹木11.200
サイディング(含有建材として)818.000144.000
解体養生(単管組+シート)180700126.000
散水用仮設取り付け1ヶ所11.000
重機回送費 往復132.000
諸経費180.000
端数処理-765
税込合計金額1.750.000

木造二階建て上部 解体運搬処分
木造2階建の母屋の解体です。上部と書かれているのは、建物基礎は内訳項目を分けているためとのこと。(下記の項目にある基礎という部分)
ここには、解体して発生した廃材の運搬費用と処分費用も含まれるということでした。

内装材
建物内部の壁のクロス、窓ガラスやサッシ等の内装の撤去です。

基礎
上記でも書いた。建物の基礎の撤去です。1社目の見積書では住宅解体工事の費用に含まれている物が分けて書いていました。
この辺り、解体業者によって書き方が異なるようです。

木造車庫
母屋の前にあった車庫の解体工事です。

土間基礎
上記の木造車庫の基礎分のコンクリート土間の撤去です。倉庫と同じ㎡数で出ているので察しはつきました。

ブロック塀
車庫裏の洗濯干し場にあるブロック塀の一部撤去の費用です。工事範囲の説明をしていたためきっちり内訳を書いてくれていました。

FRP浄化槽
建築図面に記載されていた、地中に埋まっているFRP(強化プラスティック製)の浄化槽の撤去です。図面に7人槽と書かれていたので、そのサイズでの撤去費用が記載されていました。

樹木
植木の伐採・抜根までの処分です。

解体工事お見積書31
解体工事お見積書32
解体工事お見積書33
解体工事お見積書34

【 家屋の解体工事を専門的に行っている解体業者 の見積書(4枚つづり) 】

最後に、家屋解体をメインにされている解体業者の見積内容ですが、他2社と重複する部分が多いので、異なる部分のみ書いていこうと思います。

ちなみに、この最後の解体業者は、父親が一番好印象を持っていた業者でした。父親は少年サッカーのコーチをしていて、近所のサッカー好きな人たちとは大抵が顔見知りです。
この解体業者の社長が、そのサッカー好きな友人の知人ということで、現地調査の際に話しが盛り上がって、それで気に入っていたようでした。

さて、話を戻しますね。

この解体業者の他2社との違いとしては、以下の2点でした。
・条件で分けた2種類の見積書を作成
・作業方法を記載している

まず、2種類の見積書を作成してくれた理由として、上文でご説明した通り、外壁を新しくしていましたが、下に以前の外壁が隠れている場合と、そうでない場合分かりやすく分けてくれました。

次に、解体する際には全てを重機で解体するのではなく、一部人力による“手壊し”になるということも記載してくれました。

見積書に書かれている金額を見た時は、現地調査の際の印象などからこの最後の解体業者にしようと思ったのですが、金額をよく確認してみたところ、税抜きの金額だったことが判明しました。消費税込みの金額で比較すると、2社目の中堅クラスの解体業者の方が安価であることがわかりました。
消費税が8%になり、税込価格の表示の義務化がなくなったため、解体費用を比較する際には税込みかどうかの注意が必要ですね。

3社の相見積もりをして分かりましたが、解体工事は相場があってないようなものです。現地を見て見積りすると、各社で金額が1割も金額が変わるんですから。会話やホームページで良く用いられる“坪単価”というものも参考程度にしかならず、それを当てに計画をすすめるのは危ういです。

それに、解体業者の見積書の書き方は、各社で全くと言っていいほど異なります。
正直なところ、自分だけの経験や知識だけでは比較が難しいです。
しかし、私が今回経験した木造家屋の解体工事であれば、ここまでの見積項目を覚えていれば、見積書をチェックする際に「何だこれは、何にもわからないよ!」とはならないはずです。

そして、私も解体業者の見積りを比較をしていて色々と発見がありました。
解体費用は、大きく分けて下記の4つにまとめられるということです。

解体費用(見積項目)は大きく4つに分類することができる

1. 建物解体費用(基礎の撤去、産廃運搬・処分費を分けて記載する業者もいるようです)
2. 仮設養生費用(記載されている㎡数で、養生範囲の広さを比較することもできます)
3. 付帯工事(残置物、ブロック塀、駐車場土間、カーポート、倉庫や車庫、浄化槽)
4. 諸経費(重機回送費、道路使用許可、リサイクル法の届け出の書類作成と申請手間賃)

比較と検討の末、依頼する解体業者を決めました。

3社の見積内容、金額、対応を比較・検討した結果、中堅クラスの解体業者に依頼することを決めました。どの解体業者であっても工事(見積内容)に問題はなさそうだったため、最終的には金額で判断させてもらいました。

ただ、解体工事を依頼するにあたり、後の追加費用がないか不安が残っていたので、解体業者とは事前に契約書を結んでいたくようにお願いしました。また、契約金額を確定する前に、再度現地で工事範囲や内容について確認を行うことにしました。

新築の工事が2月にスタートだったので、1月中には更地になるスケジュールで事前にお話しておきました。12月には着工できるご提案をもらいましたが、30年お世話になった家なので、最後に家族揃って年越しをしたいという思いもあり、年明け後の着工にしてもらいました。

解体工事の事前準備で必要なこと

契約当日、解体業者の社長が契約書を持って来ました。
契約書に署名をする前に、まずは建物周りを見ながら工事範囲を確認しました。車庫裏のブロックとフェンスは残す条件でそれ以外は全て撤去の旨を伝えました。

また、見積りの際に話していた外壁がアスベスト含有素材かどうかを一緒に確認することになりました。方法は簡単で、外壁を一部剥がし、裏面に記載されている仕様を確認するというものでした。

アスベスト確認1
アスベスト確認2

この“A4という素材”が、飛散性はないもののスレート素材と呼ばれるもので、処分費用が高額になるそうです。
元より、アスベスト含有素材だった場合の見積書を作成してもらっていたので、金額は変更なしとなりました。

ひと通りの確認が終え、いざ、契約。
署名と捺印(認め印でも問題ありませんでした)は、父親がすることになりました。

着工日の1週間、解体業者の社長と施主である父親が、お隣りに工事前の挨拶をしにいってきました。
実は、中野家の土地はお隣りが購入したかった土地だったらしく、お隣りのご主人とはあまり仲がよろしくなかったようです。(こんな事情は今まで全く知りませんでした)
まあ、仲が良くないと言ってもケンカをするような間柄ではなかったのですが・・・。それに、お隣のご主人以外とは普通に挨拶もしていましたし、祖母は奥様と仲良さそうに話していることもありました。

そんな、少し不安のある工事前のご挨拶でしたが、こういったことにも慣れているのでしょうか。解体業者の社長は、淡々と工事に関する案内をお隣にして、スムーズに挨拶が終わりました。

近隣挨拶は、このお隣り1件だけでした。というのも、我が家の反対側のお隣りは使われていない工場で、建物の裏は土手で建物がないからです。解体業者にとっては工事を進めやすい場所だったようです。

解体工事前には、色々とやっておくべきことがあるようです。行う事を簡単にまとめると下記となりました。

解体工事を行う前に確認・行う事

① 解体業者との最終打ち合わせと契約締結
② 解体工事前の「建築リサイクル法に基づく届け」(解体業者が代行してくれました)
③ 近隣へのご挨拶
④ 静岡ガス・中部電力へ解体工事による停止の依頼連絡
⑤ 屋内の整理
⑥ 仮住まいへの引っ越し

仮住まいでの記念撮影
仮住まいでの記念撮影(父親撮影)

上記の事前準備が終わると、予定どおり解体工事の作業が始まりました。
現在、解体工事は建設リサイクル法にもとづき、原則“分別解体”をしなければならないようです。
リサイクルできる建材は出来る限りリサイクルできるように、品目毎に分けながら解体をするという決まりのようです。
そのため、解体工事はいきなり重機で解体するのではなく、屋内の内装等の撤去からはじまりました。

解体工事がついに始まりました。

屋内の内装解体(ガラスや畳等の内装材の撤去作業)

内装解体台所
キッチン周り(1階)

内装解体洋室
父親の洋室(2階)

内装解体和室
和室は畳も撤去(2階)

全すべての内装解体作業が終了。敷地内は立ち入り禁止になっていました。

内装解体完了
内装解体完了後の全貌

ライフラインの撤去

内装が撤去されると、翌日には予約を入れておいた中部電力による「電気の引き込み線撤去」が行われました。

ライフライン撤去

中部電力による電気配線の撤去作業

電気の引き込み線の撤去が終わると同時に、建物を解体する際に必要な養生シートの設置が始まりました。

仮設養生の単管を搬入

敷地内を利用して、仮設養生資材の搬入

仮設養生の足場設置

単管の組み立て

2階部分の仮設用畳の設置

2階分の単管の組み立て

養生シートで建物を囲う1

単管が組み上がると、養生シート張り

近隣対策のため境界部にも養生シート設置

居住中のお隣りとの間にも養生シートを設置

工場との間にも仮設養生シート設置

工場との間にも養生シートを設置

養生が終わると、手前にある“車庫の解体”から始まりました

木造倉庫の解体工事
木造倉庫の解体工事2

敷地内に大きな重機を搬入するスペースが確保できないため、小さな重機にて解体。

廃材は綺麗に積み込む

木材ダンプに綺麗に積まれていきます。
雑に積むと、1度で運べる量が減るために綺麗に積むのがコツのようです。

木造建物の分別解体工事

敷地にある程度のスペースができ始めると、敷地内に廃材を品目ごとに分けながら作業がされていきます。

安全な解体工事

工事中に白バイが通り場面も。特に問題のない工事だからか素通りでした!

木造倉庫の解体工事が完了

車庫の解体が終わり、敷地内には広いスペースが出来ました。
広いスペースができたため、翌日には大型の重機を搬入。

大型重機の搬入

大型ユンボの搬入完了

搬入完了。

大型重機による“母屋解体作業”がスタート

母屋の解体工事

母屋の内部があらわになっていきます。
よく見ると、屋根の瓦がありませんでした。母屋の解体前に瓦は事前に撤去しておいたようです。

木造家屋の解体工事

2階部分が解体されて無くなってしまいました。
2階には父親のオーディオルームや、私が幼少~25歳までお世話になった“子供部屋”がありました。

木造建物の分別解体工事

建物解体工事の廃材運搬

家屋解体

kaitai42

解体工事も終盤に差し掛かるかというところ、真冬では珍しい雨模様です。
我が家のアイドルのサンチ(飼い猫)も、外の様子が気になるようす。

飼い猫も解体現場がきになる1

飼い猫も解体工事がきになる

家が無くなる寂しさはネコも同じなのかもしれません。
解体現地に行くと、雨でも解体作業は順調に進んでいました。

雨の日も解体工事

雨の日も解体工事2

上物の解体が完了

建物はほぼ姿を消し、残るは廃材と基礎だけとなりました。
もう解体も終盤というところでしょう。

翌日、現地に足を運べば、我が家の無残な姿が・・・

建物の基礎解体

廃材が品目ごとに、トン袋と呼ばれる袋(上の写真内、茶色い袋)にまとめられているそうです。

母屋の基礎を解体

基礎の解体がほぼ完了

廃材も分別処分され、残るはほとんど基礎解体のみとなりました。

解体工事の整地作業

徐々に整地されて、綺麗になっていきます。
整地は、重機を使い踏み固めていくのが基本のようです。

解体が無事に完了というタイミングで、我が家のアイドルであるサンチ(飼い猫)に悪性の腫瘍が見つかり、摘出手術をすることに・・・
家族が不安に包まれながら見守る中、サンチの手術が無事に成功し、ほぼ同時に解体工事も全て完了したと解体業者から報告がはいりました。
 
飼い猫の退院1

飼い猫の退院2

解体工事とサンチ(飼い猫)の手術、どちらも無事に終わり、新築の建築に伴う地鎮祭が執り行われました。
敷地内は綺麗に整地されており、空は快晴、寒くはありましたが気持ちのよい地鎮祭を行うことができました。

解体工事後の地鎮祭

地鎮祭と神主

地鎮祭記念撮影

地鎮祭記念撮影(次男撮影)

無事に解体工事を終えてのまとめ

色々と不安のある工事でしたが、ひとつひとつを慎重に確認しながら進めることで無事に終えることができました。
また、解体工事を分離発注することで解体費用は1割以上安価にすることができました。兄のお抱え業者(工務店からの紹介業者)と比べれば、もっと安価に抑えることができました。

解体工事を無事に、安価に行うためにやるべき事

・見積りは解体業者に直接の元、複数とる
・現地調査には自分も立ち会う
・見積書の内容は必ず解体業者に確認する
・契約前には工事内容を解体業者と確認する

上記の4点は必ず行った方がいいでしょう。細かな部分については、記事内容を参考にしてみてください。一括見積り業者を使いながら、必ず解体業者と直接あって、話すことが大切です。そこは手を抜かないほうが無難かと思います。

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