【仙台市解体工事】火災で全焼してしまった自宅を解体しました

火災に遭ってしまった家屋

以前住んでいた宮城県仙台市の住宅が火災に遭い、全焼してしまいました。

宮城県仙台市の現場は、近くに学校や大学が多い地域です。住宅地で、大通りからは少し入ったところにあり、前面の道路幅は4m程と少し狭い場所です。建物は木造(一部RC)の2階建ての住宅で、土地面積が100坪強あり、建物は1階2階合わせて約53坪ありました。

実は私自身、重傷を負って3カ月ほど入院していたので、落ち着いたら解体工事について考えようと思っていました。

火災に遭ったうえに、経験のない解体工事に戸惑いつつも、やらなければいけない状況に追い込まれていました。

自宅が火災に遭ったらまず何をする?

解体工事前の様子2

今回、私は火事が遭ってすぐ入院してしまっていましたが、無事だった家族が保険会社への連絡や罹災証明書の発行をしてくれました。

罹災証明書とは、住まいの家屋が被害に遭ったことを証明するものです。
自治体によっては違いがありますが、申請後は、審査員が現場を調査し被害の程度を認定します。罹災証明書の発行の仕方については下記に詳しく説明しているので参考にしてください。

罹災証明書と被災証明書自然災害の被害に遭ってしまったら…罹災証明書・被災証明書を発行しよう!

火災に遭った自宅を解体して建替えを計画

私もやっと退院して落ち着いたところで、解体工事の話に具体的に考え始めました。

解体工事後は、いずれは建替えをしようと思っていました。私が入院している間、妻が解体工事の見積もりを何社か取ったのですが、いずれも見積書の有効期限は切れてしまっていたのです。

そういった訳で改めて見積もりを取ろうと思い、インターネットで調べている中で御社を知り、今回見積もりのご依頼をさせて頂きました

解体業者の見積もりから決定まで

火災に遭ってしまった家屋3

以前見積もりを取った解体業者さんは、仙台市の解体業者と、岩沼市の解体業者の2社だったのですが、見積金額は両社とも300万円を少し超えるくらいの金額でした。
新築を建てる費用も考えると、「できれば300万円以内に抑えたい」というのが私の中での希望でした。

親身に今後の相談にも乗ってくれた解体業者に驚き

そこで、御社からご紹介いただいた大崎市の解体業者は、とても親切な社長さんで、親身にお話を聞いて下さいました。火災に遭った時のお話や、今後についての相談もさせて頂き、解体工事の希望金額などもお伝えいたしました。

その際も、嫌な顔せずに、「かしこまりました、できる限り頑張らせて頂きます」とお返事を頂きました。
私の中で解体業者のイメージはあまり良いものではなかったので、こんなにも、親切にしてくれるのかと驚きました。

他にも見積もりを取っていたのですが、同じくらいの金額が出てきたら、再度この大崎市の解体業者に相談をしたいと思いました。

見積書が出揃い、解体業者が決定

大崎市の解体業者からは、立会いの3日後に見積書が届きました。立会いの時にお伝えしていた希望金額である300万円を下回る金額を提示して下さり、とても誠意を感じました。

他社さんの見積書も待ちましたが、300万円に近い金額が出てきたので、そちらの解体業者はお断りをして、大崎市の解体業者さんにそのまま工事の依頼をしました。
解体工事の日程も、私の要望に合わせて頂くことができました。

なぜその大崎市の解体業者が安いのかというと、通常解体工事で出た廃材は、現場近くの処理場に運んで処分されますが、この大崎市の解体業者は、会社に処理場があることから、廃材を処理場に運ぶ運搬費を浮かせることができるそうです。

火災に遭った自宅の解体工事の流れ

火災に遭ってしまった家屋

こちらが火災に遭った仙台市の自宅の様子です。

解体業者の方が、近隣の住宅に挨拶回りに行ってくださったのですが、近隣にも多少類焼しているにも関わらず好意的だったといういことに救われました。

火災に遭ってしまった家屋2

建物は木造(一部RC)の2階建てですが、木造部分がほとんど焼けてなくなっているのがわかると思います。

解体工事前の様子

当然ですが、火事に遭ってそのまま状態なので、衣服や物も多いです。

解体工事前の様子3

これらを全て解体業者が手作業で片付けていきます。

解体業者による手作業

これは、解体工事着工当日の様子です。
手作業で木をバラしています。

手作業で木をバラしている様子

バラした木材をトラックに積んでいきます。

バラした木材をトラックに積んだ様子

廃材は分別して、このような大きな袋に仕分けていきます。

廃材を分別して袋に入れている様子

火災に遭った建物を解体する場合は通常の解体工事よりも1.5~2倍ほど費用がかさむそうです。
火災に遭った建物は、火の熱によって建物の一部が溶けてくっついてしまうため、廃材の分別作業が大変なんだそうです。

解体工事というと重機で建物を解体するイメージが強いですが、スタート段階での分別作業などは手作業で行います。それらの手間がかかる分、費用がかさむんですね。

工事着工から4日目

散らばっていた廃材が片付き、トラックを置けるスペースができました。

廃材を片づけて、トラックを置くスペースが出来ました

雨が降る中も、作業員の方が一生懸命作業をしてくださっていました。

作業をしている職人さん

こちらは、室内の様子です。

作業をしている職人さん2

手慣れた手つきで作業員の方による片付けが進み、綺麗にものがなくなりました。

内部が片付いてきました

比較的大きな住宅だったということもあり、室内の片付けだけで4~5日かかったといいます。

重機での解体がはじまる

重機で壊している様子

重機を入れると、どんどん解体スピードもアップします。

たくさん出たコンクリートガラもこのようにトラックに積まれて運ばれていきます。

トラックに積み込みをしている様子

解体工事が完了。更地になりました

解体工事が無事に完了しました。期間は全体で21日でした。
解体業者の方によると、重機を入れるまでに手作業で時間がかかったのと、建物が一部RCで基礎がしっかりしていたので、時間がかかったそうです。

全焼してしまい、とてもひどい状況だったのが綺麗な更地になりました。思っていたよりも工事の日数が掛かりましたが、年内中に完了して良かったです。建替えについては、これからゆっくりと考えたいと思います。まずは、解体工事という第一歩が終わり、とりあえずホッとしています。

この度はお世話になり、ありがとうございました。

この記事は宮城県仙台市の田中さんから承諾許可を頂いた上で掲載いたしております。

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