【宮城県仙台市の解体工事】不動産屋の見積もりよりも20万円以上も安くなりました

解体中の家屋

宮城県仙台市にある、ずっと売りに出していた私の土地の売却が決まり、更地にして渡す為、急遽解体工事を行う事になりました。

土地の引き渡しの期日も決まっている中、解体工事の知識がない私は、解体業者はどこにしたらいいのか、費用の相場も分からず不安を抱いておりました。

家屋の状況と不動産屋からの見積り

取り壊す建物の外観

仙台市にある土地には、築30年モルタル壁の木造2階建て住宅(延べ床面積45坪)の古屋が建っていました。解体業者に見積りを依頼した時はまだ居住中でした。

90坪ある土地には建物の他に、植木・雑草、1坪程のスチール物置、アーチ型のカーポート、ブロック塀などがあり、そういった外構物もすべて撤去する必要がありました。

概算より高かった不動産屋からの見積り

家の前の道路は、幅が広くカーポートと入口の門扉を壊してしまえば、大きな重機の搬入も可能でした。

比較的解体工事がやり易い場所だということで、不動産屋には口頭の概算費用で「140~150万円くらいになるのではないか?」と言われました

私の希望としては、「100万円くらいで解体工事ができたら良いな」と考えていたのですが、現実はなかなか難しいようでした。後日、不動産屋から出てきた見積書は、なんと160万円を少し超えるくらいの費用でした。

できれはもう少し解体工事費用を抑えられないかと思い、インターネットで調べて解体工事の見積り依頼をしてみることにしました。

解体業者の現地調査と見積り

別の角度から見た建物の外観

引き渡しの期日が1ヶ月半後に迫ってきており、私は引っ越しの荷造りの最中で少しバタバタしていました。

そんな中、先日インターネットから見積りの依頼をした解体業者が現地調査に来て下さいました。

大崎市の解体業者さんで、仙台市からは少し距離があるように感じましたが、現地調査に来て頂いた社長さんは丁寧で感じの良い方で、とても好感が持てました。

年齢は60歳くらいでしょうか?私よりも一回りくらい年上でした。工事の説明からちょっとした世間話などをして、現地調査の時間は大体40分くらいでした。

感じが良かったので、費用が合えばお願いをしたいと思いながら、見積書を待つことにしました。

不動産屋の見積りより20万円も安くなった費用

大崎市の解体業者から見積書が届きました。見積書の中の項目がいくつか分かれており、養生、建物費用、物置など、何にいくら掛かるのかが分かりやすい見積書でした。

費用も140万円不動産屋の見積書より20万円程も安く出てきましたので、お願いをしようと思いました。

念のため、不動産屋に最終的な確認をしてOKを貰ってから、工事発注の依頼をすることにしました。

土地売却を不動産会社へ依頼した場合、解体工事も不動産会社が請け負うこともありますが、実際は不動産会社の協力会社などの解体業者へ工事を依頼し、中間マージンを上乗せして費用を売主へ請求することもあるそうです。

今回、大崎市の解体費用が不動産会社の見積りよりも安くなったのは、直接解体業者へ工事を依頼したということで、中間マージンをカットできたことも1つの要因だと思います。

解体工事の着工から完了まで

足場を設置する様子

いよいよ工事着工です。まずは、足場を組み立てていきます。

別の角度から見た足場の様子

足場は、作業員の導線確保などのために設置されます。

足場に張られた養生シート

また、近隣への安全確保、埃や飛散物による被害、そして騒音を防止するために養生を貼っていきます。

解体工事といえば、騒音や安全の面で懸念されがちですが、このようにして解体業者の方は近隣にも配慮をしてくださいます。

こちらは、建物の内装の解体をしている様子です。

内装の解体をしている様子

解体業者の方が、壁の石膏ボードをこのように手作業で解体しています。

石膏ボードは、安値ではありますが非常に丈夫で、断熱・遮音性が高い建築素材です。壁や天井を造る際には広く使われ、用途に合わせた種類があるそうです。

別の部屋の内壁を撤去している様子

実は、この仙台市の土地の家屋は、東日本大震災の後にリフォームをしていました。

よって、石膏ボードが二重張りになっていたため、「思ったよりも時間が掛かった」と業者の方がおっしゃっていました。

梁や柱がむき出しになった室内

解体業者の方の手によって、天井や壁があっという間に解体されました。

建材を分別している様子

たくさんの廃材が出たので、大きな袋にまとめられています。

廃材をトラックに積み込んでいる様子

これらを、まとめてトラックに積み込みます。積み込まれた廃材は、処理場に運ばれます。

トラックに積み込まれた廃材

運送費などもかかるので、例えば解体工事をする場所は処理場に近かかったり、処理場を会社に設けている会社などは解体工事費用自体を安く抑えることもできるそうです。

解体業者を選ぶ判断基準などにしてもいいかもしれません。

重機を使った解体作業へ

重機を使っての作業が始まりました。

重機を使って建物を取り壊す様子

重機を使い始めると、一気に解体スピードがあがります。

柱や梁を崩されて半壊した状態の建物

この規模の建物でも、重機を使った解体時はかなり迫力がありました。これだけしっかりと木材が使われているとたくさんの廃材が出ます。

重機のアームを使って屋根を引きずり下ろしている様子

あっという間に2階が解体され、残すは1階の一部分になりました。

二階部分が撤去された建物

解体工事も終盤です

建物がなくなり、後は基礎部分の解体のみになりました。

基礎部分を取り壊す重機

建築基準法が改正されてからの建物なので、業者の方は「基礎が分厚く大変だった」とおっしゃっていました。

撤去された基礎部の一部

新しい耐震基準の家は、基礎の幅が分厚くしっかりしているので、工事日数も伸びて廃材の量も増えるので費用がかさみます。

解体工事が無事に完了して更地になりました

整地された後の更地

無事に解体工事が終わりました。期間は約2週間ほどで、予定の工事日数より1日早く完了しました。

とても良い解体業者さんに工事を行って頂けたと思います。工事代金の振込をして、滅失証明書を頂きました。建物の滅失登記も無事に完了したので、これで本当にすべて完了しました。

土地の引き渡しも無事にできそうです。この度は大変お世話になりました。

この記事は宮城県仙台市の若狭さんから承諾許可を頂いた上で掲載いたしております。

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