お客様の声 神戸市 木造住宅 2階建て

この度、空き家になった実家の撤去工事を依頼しました。
私の実家は住宅密集地に立っており、角地ではありますが、隣家と裏がぴったりとくっついているような立地にありました。

工事の事を知らない私でも「実家は工事のやりにくい場所なのだろうな…」と思うようなところでした。

そのうえ、私は実家から新幹線で行き来をするような地域に住んでいたので、何かあったときにすぐに駆けつけることができないことも不安でした。

そんな心配事が多い中で解体工事を経験した私の体験談です。

解体工事が良いきっかけになるのかなと思いました

私たち家族が両親と一緒に暮らし始めて3年が経っていました。
生活にも慣れてきたある日、実家の隣の方から電話がありました。

隣の方は、私も小さい頃からお世話になっていましたが、普段から頻繁に連絡を取り合う仲ではなかったので連絡には驚きました。

電話は、世間話と実家の今後の使い道に関する内容でした。今、空き家の建物に関する火災や自然災害による半壊や倒壊、空き巣等々の事件が多発しているお話を長時間に渡り聞きました。

「お隣の方がわざわざ電話をしてくるような状態に実家はなってしまっているのか?」
「もしかして、さっき話をしていた事件につながるような予兆があるのか?」

電話が切ってからは、遠方に建っている実家が心配になってきました。

今考えると、私が生まれたときからすでに建っていた家でしたし、住んでいるときも老朽化が進んでいるのを目の当たりにしていました。

着工前
(実際の解体工事の際の足場を立てていた際の写真)

これはいいきっかけなのかなと思い、実家を取り壊す方向で家族と相談を始めました。

そこで、まずはどのくらいの費用がかかるのか見積もりを取ることにしました。

解体工事中、いろいろな心遣いをして頂きました

解体工事の見積もりを取ると言っても地元に解体工事関係をはじめ建設関係の知り合いがいませんでした。
そこで、インターネットで検索をして一番上にあったサイトに電話を掛けてみました。

電話した先は3つの解体業者を紹介してくれるところで、まったく当てがなかったので工事見積もりの依頼をすることにしました。

しかし、担当の人から「正確な工事の見積もりを取るならば、現場の確認に立ち会ってください」と言われ、検討をしている段階で現場に行くのはどうなのだろうと迷いました。(今住んでいるところから実家まで片道でも3~4時間はかかったからです)

ただ、あとあと追加の請求をされるのも嫌ですし、電話をくれた隣の方にも挨拶に行かなければいけないので、工事現場の確認に立ち会うことにしました。

現場確認当日、紹介してもらった3つの解体業者以外にも、追加で2社依頼したので、計5つの業者と工事現場の確認を一緒にしました。

紹介サイトからの解体業者は、午後から来ていただきました。その中でも一番最後に来てくれた解体業者の対応が本当に親身で感銘を受けました。

それまで4つの解体業者と会いましたが、一番最後の解体業者からの説明で初めて知る工事内容もあり、本当に詳細な説明をして頂きました。

そのうえ、一日中、工事現場で立ちっぱなしだったことを心配して、駅まで送っていただくなどの心遣いもありがたかったです。

業者間で工事内容の見積りが異なることを実感!

現地調査から約1週間後、すべての業者から見積書が届きました。
届いた見積書は、各解体業者ごとに表記の方法が異なっていたりしてよく解かりませんでした。

見積書1_修正後
(一番安かった解体業者の見積書)

本当に簡単な見積書を送ってきた解体業者もいれば、かなり詳しく記載してくれた解体業者もいました。

見積書2_修正後
(一番最後に現地調査でお会いした解体業者の見積書)

正直、できるだけ工事費用を抑えたいと思っていました。

ただ、安い業者の見積書は項目が少なく「これで本当に大丈夫なのか?」と不安になりました。
インターネットで調べていた際に出てきた追加費用不法投棄の可能性が頭をよぎりました。

それに幼い頃に育った実家を撤去するならば、しっかりとした解体業者にやってもらいたいと思ったので、一番最後にお会いした業者さんに依頼することにしました。

解体工事に不安はありませんでした

4月末頃に郵送で解体業者から契約書が届きました。
一度、現場でお会いしてので、契約書の内容の確認は電話で行ないました。その際もこちらが確認した工事の内容をわかりやすく説明をしてくれたので、郵送で契約書を交わすことに不安はありませんでした。

工事の時期は当初、台風シーズンの前後に解体工事をお願いしようと思っておりました。しかし、現場確認の際に雨漏りがひどいというお話があった為、急遽梅雨の時季前の5月中にお願いすることにしました。

そして、実際に解体工事が開始されました。
工事を着工してから進捗に関しては、メールで工事現場の写真を送ってくれました。

養生中
(工事現場で養生をした際の写真)

実際の解体工事は屋根から順番に壊されていきました。

3階部分の解体工事
(屋根が取り壊された後の写真)

この工事写真を見て、最初は家のどの部分かわかりませんでした。ただ、奥に見える建物を見てやっと屋上部分だとわかりました。

それからも上から順々に解体されていきました。

2階部分の解体工事
(2階部分が取り壊された後)

2階部分まであっという間に解体作業が到達しました。それから数日後には基礎の状態になりました。

基礎の解体工事
(1階部分も取り壊された後)

ここまで本当にあっという間でした。
そして、私の実家はほんの工事期間1週間ちょっとで無くなってしまいました。

更地の写真
(工事後更地の状態になった写真)

工事をして頂いた解体業者の方はなかなか現場にまで行くことができない私たちのことを考えて、更地にトラロープで柵を作ってくれました。

解体工事の金額と業者の質は比例するもの

改めて、実家の撤去工事を振り返って思うことは、良い工事業者に依頼することができてよかったということです。

工事を終えてみて、初めて解体工事中の写真を送ってくれたことの意義を感じています。

やはり遠方でなかなか工事現場に行くことができないこともあって、解体工事前は心配でした。

それが毎日の解体工事の過程を見ることで工事期間も安心して過ごすことができました。

工事費用が一番安かった解体業者に依頼をしていたら、このような安心感はなかったかもしれません。

「解体工事の金額と業者の質は比例する」ということを今回の解体工事で実感しました。

何より更地になった後に、トラロープで敷地内に入れないようするなど、本当に些細な部分まで気にしてくださる良い解体業者に出会えてよかったです。

この記事は兵庫県神戸市の小柳さんから承諾許可を頂いた上で掲載いたしております。

2 Comments

静岡県沼津市 発作におびえる小市民

こんにちは。ご実家の解体はいつかはだれもが経験する可能性の高いできごとです。
しかも民家に囲まれた場所は現代日本ならどこでもある条件。
写真も載せて頂いてあり、まだ自分が解体を依頼するのは先の話ですが、興味深く拝見しました。ご近所の解体等を通し解体業者さん全般に対して不信感をもっていたのでこのような出会いがあることを目にし少し和みました。このようなHPがあるとありがたいです。参考になりました、ありがとう。

昨日、自宅に隣接したビルの解体工事をするとお知らせが一枚タオルとともにポストに投函されていました。開始は明日から1か月半です。
これまで解体業者からも不動産屋からも連絡は何もなし。対象物件は、2階建ての民家に囲まれた土地にある昭和50年代建築の工場と住居一体型3階建てビル。
当方は埃アレルギーの家族と受験生と成長期の子供や外飼いペットのいる家庭なので、粉じん、振動、騒音はもとよりアスベストの不安で今から眠れなくなりました。
業者に電話してもつながらなかったので役所に問い合わせました。
アスベストは一切ありませんと届がされているそうです。
あるかないかだけで、根拠とした調査結果や調査機関の届はないまま役所は届を受理すると聞いて愕然としました。解体業者に直接聞いたら中に入って見たら全くなかったから大丈夫ですと言われました。そんなものですか?解体工程日時についてもやってみないとわからないと言われました。これまた、そんなものですか???
こちらとしてはどうも不安がぬぐいきれません。。。明日からどう暮らせばいいのか。
舞った粉じんや、最悪アスベストは、どのように除去したらいいのでしょう。。。。

返信する
アバター画像 市川 善勝

こんにちわ。
記載いただいた内容を拝読しました。

工事着工までに解体業者や不動産屋からの連絡がなかったとのことですが、業者側の対応は不在時に訪問されたと考えられます。タオルとお知らせが投函されていたのは、ご挨拶を兼ねて説明に伺った可能性が高く、不在だったため投函された可能性が高いです。

アスベストの有無についてですが、見た目に特徴があるので目視で判断が出来ます。目視確認し、疑わしいものがあれば検査を行うという手順で有無の判断をしています。
調査結果や調査機関の届がないまま役所は受理することを驚かれておりますが、行政としては処分する部分で厳しく取り締まっています。
アスベスト含有の廃棄物は処分費用は高額です。アスベスト含有物をそうでない物として処分しようとしても処分場は受け付けてくれません。
なので、解体業者がアスベストがあるのに無いといって工事を請けることは考えずらいです。アスベストなしで工事を受注するとその分安価にせざるをえませんが、処分費が高くつき損をしてしまうからです。ですので、解体業者の見て大丈夫だったという返答、役所から一切ありませんという返答のは信用していただいて問題ないはずです。

粉じん・振動・騒音については、100%抑制するのは難しいのが現実です。
解体業者も対策として、養生や散水を行っています。ですが、それでも発生してしまいます。ただ、毎日発生するわけではないので、解体業者に粉じん・振動・騒音が多く発生する日を確認して頂き、その日は洗濯物は室内に、現場近くで外を歩く時はマスクを着用していただくのがよろしいと思います。

また何かご不明な点がありましたらご連絡ください。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。