解体工事一括見積りサイトの仕組みとは?メリット・デメリットも解説

解体工事をしようと思っても、よっぽど身近に解体工事に詳しい人がいない限り、すぐに解体業者を見つけられる人はいません。

「でも、どうにかして探さなきゃいけない!」ということで、ネットで解体業者を探している人は多いはずです。

そんな時、ネットで解体業者を探していると、「一括見積り無料」とうたっている解体業者の見積り比較サイトが目にとまりますよね。でも、なんか怪しいと思いませんか?

そこで、この記事では解体業者の一括見積り比較サイトの仕組みや利用にあたってのメリット・デメリットを解説します。

一括見積りの仕組み

一括見積りサイトはどのようにして解体業者さんを紹介してくれるのでしょうか、まずはその仕組みについて詳しく見ていきましょう。

お客様と工事業者を仲介する

突然ですが、あなたはバイクを売った事がありますか?

もしくは車でも結構ですが、その際に一括見積りサイトを利用した人は多いのではないでしょうか?

実は、解体工事の見積り比較サイトも良く似た仕組みになっています。

図解

お客様として解体業者の一括見積りサイトに問い合わせをした場合、一括見積りサイトから複数の解体業者を紹介されます。

一括見積りサイトは、お客様から問い合わせがあると、自社と契約がある解体業者リストの中から、問い合わせに応じて解体業者を紹介します。

ちなみに、解体業者見積りサイトは、全国各地に契約している解体業者があるので、エリアや規模、建物の構造や細かい条件に応じて紹介する解体業者を選びます。

【ポイント】

解体業者見積り比較サイトは、問い合わせに応じて全国にある契約済みの解体業者さんの中から条件にあった解体業者さんをいくつかピックアップして紹介してくれる

もちろん、解体業者の一括見積りサイトを利用しない場合は、直接自分で解体業者を探す必要があり、解体業者さんごとに自分で問い合わせて対応していかなければなりません。

図解

  • 解体業者に直接問い合わせる必要がある
  • その都度対応しなければならない
  • なかなか見つからない場合もある

その点、解体業者一括見積りサイトは、すでに契約がある解体業者(数百社以上)の中から探すので、スムーズに条件に合った解体業者さんを見つける事ができるわけですね。

もし、一括見積りサイトを利用する場合には、できるだけ細かい条件を指定して探してもらうと、より相性のいい解体業者さんを見つけてもらう事ができます。全国に約1,000社以上の解体業者が登録されているサイトの名前は「解体無料見積ガイド」です。

なぜ人気!?一括見積りサイト

続いては、解体業者一括見積りサイトを利用するメリットについて考えてみたいと思います。

【メリット その1】悪徳業者を排除できる

解体業界にも、悪徳業者はいます。

  • 無許可で営業している
  • 瓦礫(がれき)などを不法投棄する
  • 水増し料金を請求してくる

例えば、依頼した解体業者が不法投棄などをした場合、解体工事を依頼した依頼主も罰せられる場合があります。ほかにも、適正な価格が分からない事をいいことに、高額な解体費用を請求してくる悪徳業者も少なくありません。

そのため、一括見積りサイトはあらかじめ、自社と契約をする前に悪徳業者かどうかを審査します。さらに、粗悪な解体工事をしないかどうか品質の管理も行っている場合があります。

低品質な解体業者を紹介してしまうと、一括見積りサイト自体の評判を下げる事につながるからですね。

どうしても、自分で解体業者さんを探そうと思っても、専門知識が乏しいと適正価格がいくらなのかも分からず不安になります。そういった理由で一括見積りサイトを利用する方も多いようです。

【メリット その2】相見積りが当たり前!

一括見積りサイトを利用するメリットとして一番大きいのが、相見積りが簡単にできるという点ではないでしょうか。

一括見積りサイトではほとんどの場合、複数の解体業者さんを紹介してくれます。そのため、手軽に見積り金額を比較する事ができ、適正価格もなんとなく分かるようになります。

実際に、自分で問い合わせた解体業者さんの見積り金額が高いと感じて、その後、一括見積りサイトに問い合わせて複数の見積り金額を出して見たところ、数十万円以上も安くなったという事例もあります。

【メリット その3】面倒な対応を丸投げできる

解体工事の見積りでは、現地立合いといって、実際に解体業者さんに来てもらって測量をしながら見積りを出してもらうのがほとんどです。そのため、出してもらった見積りが高いと感じても、「他の解体業者さんの見積りも気になるけど、せっかく来てもらったし断りづらい…」と感じてしまう人も少なくないようです。

その点、一括見積りサイトは相見積りが当たり前なので、もし、別の解体業者に決まってしまった場合も、お客様の代わりに解体業者に断りの連絡も入れてくれます。さらに、解体業者さんとのやりとりを代わりにやってくれるので、現地立合いの日程を決めるなどの面倒な段取りもする必要がありません。電話対応だけで現地見積りの予定を管理してくれるサイトは「解体無料見積ガイド」です。

一括見積りはゴールじゃない?

「よし、じゃあ一括見積りサイトに問い合わせて面倒な手続きは全部任せよう!」と思った方は、ちょっと待って下さい。一括見積りサイトを利用しても、結局は解体業者を決めるのはあなたです。一括見積りサイトを利用する場合でもいくつか抑えておかなければならないポイントがあります。

見積りってどうやって比べるの?

せっかく見積りを出してもらっても、見方がわからなければ比べようがありません。事前にどの項目を見るべきか分かっていれば比較検討するときにも迷う必要がありません。

そもそも項目の数が違う場合は注意

解体工事の見積りで、最初に注意してほしいのは項目数の違いです。

詳細に解体費用の内訳を確認しておかないと、せっかく解体工事が始まっても後から追加料金が発生するという事もあります。合計金額だけではなく、見積書の細かい項目も見比べるようにして下さい。

これだけは覚えておいて欲しい項目

項目を見ても「詳しい事はわからない……」という方は多いと思いますが、見積りを見比べる時にこれだけは注意してほしいという項目をいくつかご紹介します。

項目名 内容
石綿・アスベスト 使用状況により、3段階のレベルにわけれている取扱い注意の有害物質
埋設物 地中埋設物、浄化槽などの項目で記載されている事もある
残置物 家財道具などの撤去費用

それぞれの項目をもう少し詳しく紹介します。

1.石綿(いしわた)・アスベスト

石綿(いしわた)やアスベストと呼ばれる物質で、以前保温性の高さや加工のしやすさが重宝され、多くの建築物に使われていました。

しかし、最近では、人体に影響がある事が分かり、使用が禁止されています。

有害物質であることから取扱いにも注意が必要で、場合によっては撤去作業に資格が必要になる事もあります。もし、アスベストが使われているかどうか判断が難しい場合は、見積りを出す際に必ず解体業者さんに確認して下さい。

2.埋設物(まいせつぶつ)

実際に建物を壊してみると、地中に浄化槽が埋まっていたため追加費用がかかってしまった。という事例はよくあります。地中埋設物の撤去は、追加の作業になることが避けられないので、見積りの段階で確認しておく必要があります。

3.残置物(ざんちぶつ)

家財道具や不要品は一般廃棄物なので、工事で出る瓦礫などの産業廃棄物とは区別されます。そのため、解体業者さんによっては解体工事自体がそもそもできなかったり、処分を依頼できても高額になる場合があります。

しかし、一部の解体業者さんでは一般廃棄物の取扱いもできる場合があり、その場合解体費用と併せて見積りを出すことができます。残置物の処分に関しては、事前に打ち合わせが必要な項目です。

解体工事の一括見積りサイトについてのまとめ

一括見積りサイトを利用するにあたって、リスクはほとんど無いので積極的に利用しても問題ありません。

しかし、一括見積りサイトはあくまで解体業者さんを紹介してくれるだけです。最終的には、紹介してもらった解体業者さんたちの見積りを元に、自分でどの解体業者さんにするか決めなければいけません。

解体業者選びで失敗しない為にも、見極めに必要な項目は事前におさえておきたいですね。

なお、解体業者の紹介だけでなく、解体業者さんとの見積り日程の調整や、解体工事に必要な手続き方法のフォローまでしてくれる、充実の解体業者一括見積りサイトの名前は「解体無料見積ガイド」です。