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解体工事しやすい家とは?積算の要因となる条件を考える

解体工事の積算

家を解体するときには、なるべく解体費用をかけたくないと考えていらっしゃる方が多いと思います。どうしたら、解体工事費用が少なくて済むか・・・。それは、解体工事がしやすいかどうかに関係します。一般的に解体費用は、住んでいる地域や建物の種類などの様々な要因によって異なりますので、この要因を含めておおまかな積算をだします。

ちなみに積算という言葉は、あまり聞き慣れないかもしれませんが、必要な費用を見積もって計算することで、建設業界では、歩掛(材料費・労務費・機械経費など)に基づき工事費を構成する費用を積み上げ、全体の工事費を計算する方法またはその業務のことなどで使われるようです。

積算とは、建築物の工程ごとに、必要な材料などを拾い出して、単価を掛けて計算することです。これを積み重ねたものが積算原価です。

この工程ごとの積算原価に利益を上乗せしたものが見積単価になり、全部の工程ごとにまとめて見積金額になります。

積算価格+利益=見積価格です。

引用:教えてgoo

では、解体工事費用にかかる積算の要因をみていきたいと思います。解体工事の金額は様々な要素、状況によって変動があります。まず、解体費用を大きく左右するもう一つの要因は、建物の種類と立地条件です。

解体工事費用の積算に影響する建物の種類と立地条件

建物の種類、構造によって、壊す建物の解体方法や処分方法が異なるので、もちろん金額にも違いが出てきます。また、建っている場所である立地条件も大きく関係してきます。例えば、東京都内に多い建物の密集地帯だと、解体工事がやりにくいことは容易に想像できます。やりにくいということはその分、手間や時間がかかるので費用が高くなってしまいます。

重機をつかった解体工事

1番金額に影響するのが、「重機が使用できるか」と「トラックは停められるか」です。やはり重機が使ええるかどうか、トラックを停めることが出来るかが大きな違いを生みます。重機を使用して解体する場合と手で壊す場合では人件費が大きく異なります。また、トラックを近くに停めることが出来ない場所だと、トラックまで解体後に出てくる廃材を手作業で運ばなければなりません。こちらも人件費が上がる要因になってきます。

また、残置物(建物内部、外部に残っている解体・撤去が必要なもの)の量でも費用が変わります。

あなたの家は解体しやすい?積算に影響する要因

解体工事しやすい条件はどのようなものがあるのでしょうか。簡単にチェックできるシートを準備してみましたので、参考にしてください。

建物の構造

木造 1点
軽量鉄骨 11点
鉄骨造 16点
RC造(鉄筋コンクリート) 21点 
ALC造(鉄骨鉄筋コンクリート) 26点
アスベストは含まれているか(レベル1) 30点
アスベストは含まれているか(レベル2) 12点
スベストは含まれているか(レベル3) 5点

解体工事のアスベスト

周辺状況

隣家との距離が1メートル以下の距離 10点
隣家との距離が1.1メートル~2メートル  5点
隣家との距離が2.1メートル以上の距離  0点

前面の道路状況

建物の前にトラックを止めて作業することが出来る(2tトラックは車幅が約2メートル、4tトラックは車幅が約2.3メートル) 0点
道幅2メートル~4メートル下 10点
道幅2メートル以下 20点
道路使用許可申請を出す必要がある 5点
交通誘導員を配備する必要がある 5点
建物が角地にあり、信号機が設置されている 12点
斜面に建っている 5点

室内の残置物

ゴミ屋敷状態 20点
住んでいた状態のまま残っている 9点
洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどが残っている 5点
何も残っていない 0点

付帯工事

樹木が2~3本生えている 1点
樹木が10本ほど生えている 6点
樹木が大量に生い茂っている 20点
植木鉢が大量に残っている 4点
倉庫の撤去が必要 1点
大きな庭石がある 5点
近隣の方とのトラブルの可能性が高い 18点

採点結果

チェックが付いたところの点数を合計してください。点数が多い場合は、工事の難易度も上がるため、費用が高くなる可能性があります。

解体工事の積算チェック1点~10点
一般的に普通の条件です。
平均坪単価くらいの費用で工事ができる可能性が高いです。

11点~20点
解体工事が難しい条件です。
坪単価が1.2倍以上になるかもしれません。

21点~30点
かなり工事が難しい条件です。高い技術と知識が必要になる可能性があります。
坪単価は1.5倍以上になるかもしれません。

31点以上
特殊な技術や専門知識が必要なレベルです。もしくはかなりの工事日数を必要とする作業になる可能性があります。
物によっては坪単価10万円以上なんていうケースもあるようです。

アスベスト被害について

建物の構造でふれたアスベストは、最近は環境に配慮されていることもあり、管理が厳しくなっています。解体工事の際に、しっかり処理していないと施工主側の責任が問われることもあります。

<石綿>解体工事で見落とし 兵庫や川崎など
毎日新聞 2015年6月29日(月)

兵庫県尼崎市が2014年度、市内の全ての建物の解体工事現場で立ち入り調査した結果、工事発注者側が「石綿(アスベスト)を含む建材はない」と申請した329件の工事のうち、4分の1以上で実際は石綿製品が使われていたことが分かった。

飛散した石綿を吸い込むと、がんの一種の「中皮腫」を発症する可能性がある。大半は飛散しにくいタイプの石綿だったが、解体方法によっては粉じんが発生する危険性がある。こうした見落としは川崎市や鳥取県でもあった。

石綿製品を含んだ建物の解体について国は、粉じんになって飛散しやすいレベルに応じて三つに分類して対策を決めている。今回、見落としが明らかになったのは、大半が床用ビニールタイルやスレート板などの最も飛散しにくいとされる「レベル3」の石綿製品。解体時には散水して湿らせながら作業をしたり、砕かないで原形のまま撤去したりするよう定められている。工事発注者が自治体に届ける義務はない。

しかし、05年6月29日に石綿関連工場周辺で一般住民に中皮腫患者が多発していることが判明した尼崎市では、レベル3の工事でも届け出るよう定めた県条例などに基づき、把握できた全ての解体工事現場に独自に立ち入り調査している。14年度は延べ632件を調査した。その結果、「石綿はない」と申請があった329件のうち88件で石綿を含む建材が使われていた。

同市のほかに鳥取県、川崎市など一部の自治体も条例などでレベル3まで届け出を義務化。川崎市では昨年度、届け出のあったレベル3の解体工事649件を立ち入り調査した結果、約6割で申請になかった石綿を含む建材が見つかった。また、鳥取県では昨年度、立ち入り調査した142件のうち1件の見落としが分かった。

東京労働安全衛生センターによると、「レベル3」の石綿製品でも定められた対策を取らずに工事すると、日本産業衛生学会が定めた大気中の許容濃度の約100倍も石綿が飛散したとの調査結果もあるといい、対策強化の必要性を指摘する。

石綿は高度経済成長期から幅広く全国各地で建材などに使われてきた。建物の寿命から、20~40年ごろに石綿を使った建物の解体の数がピークを迎えるとされる。

解体工事のアスベスト被害

まとめ

あらかじめ解体工事にどれくらいの積算がかかるかわかると、解体工事の準備がスムーズに進められます。解体工事を何回も経験されている方は少ないと思います。
初めて解体工事に触れる方は特に、下調べとともに積算に影響する解体工事の要因の有無をしっかりと確認して、失敗、後悔しないようにしていただきたいです。

知名度がある会社だからと任せっぱなしにせず、プロセスや書類も丁寧に見ていくことが大切です。そのためのファーストステップとして、建物の種類・構造、立地条件に加え、隣家との距離、前面の道路状況、室内の残置物、付帯工事などの周辺状況の確認を行ってください。

ちなみに建物解体業者の方に、「一般家庭の解体工事で、坪単価が10万円以上になる事が多いのはどのような現場ですか?」と質問したところ、トラックからの距離が遠い現場(狭くて入れないとか、階段の上に建物があるとか)でトラックが置ける場所と現場が50メートル以上とか離れていると高くなることが多いそうです。また、半焼の火災現場も費用が高くなることが多いとのことでした。

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